ドラマ

夏帆主演のWOWOWドラマ「ヒトリシズカ」が地味に良作だった

WOWOWドラマの「ヒトリシズカ」を見ました。無性にサスペンス系の作品を見たくなって、Amazonプライムビデオで見放題のリストを物色して偶然見つけたもの。今までの経験上、事前情報を全く入れずにその時のノリで見始めた作品はなぜか当たりの確率が高いのです!

全6話を見終わってどうだったかというと、サスペンスが好きな人なら見て損はないと思います。とはいえ広く受け入れられるとは全く思えないので、おすすめなドラマとして薦められるかというとちょっとためらいます。殺人事件のトリックを暴いていくようなものではないですが、夏帆が演じるヒロイン”伊東静加”の屈折した心理と先の読めない結末を見守る面白さがあるドラマでした。

住宅街のアパートで、男が、押し入ってきた別の男に射殺される事件が発生する。現場近くに勤務する巡査部長の木崎が銃声を聞いて駆けつけると、先輩の大村がすでに現場に入っていた。聞き込みや鑑識の結果から容疑者が絞られていくが、木崎は事件の裏にある何かを感じていた。やがて、事件への関与が疑われるあるひとりの少女の影が浮かび上がってくる…。

最初はよくある殺人事件の真相を暴いていく流れなのかと思いきや、ヒロインの伊東静加(夏帆)の逃亡劇にストーリーはフォーカスされていきます。このヒロインの逃亡劇が本当にとてつもなく波乱万丈で、それだけでも面白かった。

話はヒロインである静加が高校生の時に起こった殺人事件から始まります。その事件をきっかけに静加は失踪し、そこから身分を偽りながらコンビニ店員、ホステス、風俗嬢へと七変化しながら社会のレールから離れて生きていくようになり、最終的にどんな結末を迎えるのか?というもので、とにかく先が読めません。何故読めないのか?

それは明確な復讐対象のようなものがないからです。

サスペンスの登場人物には何かしら果たしたい目的があって然るべきでしょう。何故ならそれがないと話が成り立たないし、それこそ見る側が求めているサスペンスの面白さだったりするからです。その果たしたい目的が静加にはないのです。この切り口は面白いと思いました。一連の行動の目的はさっぱり分からんが、急展開で過酷なストーリー展開から次回への見所を作ることができている。

では結局どんな話だったかというと、伊東静加というヒロインを通してヒトが生きながらに絶対に失うことのない良心を描いていたのではないかという仮説が自分の中で腹落ちしました。1話で起こる殺人事件やそれ以降の波乱万丈な出来事も最初からそれを伝えるための舞台設定の1つだったということ。正直あまり自信はないですがw

最後の結末はかなり賛否分かれるだろうし、置いてけぼり食らった人の方が多いと思います。自分もそうでした。あれだけの逃亡劇の最後がこれなの!?と自分も思ったし、結局のところ何だったのか正直分かりませんでした。やっぱりどこかで通常のサスペンスで得られる最後のスッキリ感を求めてたのでしょう。

けれど最初から果たすべき目的などない中、過酷すぎる境遇で心がぶっ壊れていた静加が澪の存在をきっかけとして変わることができた話と考えると自分的には納得のできる結末だったと思います。それが果たして静加の母性なのか、良心なのかはよく分かりませんが、自分がどんな状況でも守りたいと思える存在は変わるきっかけになるかも…?というメッセージかもしれないですね。あくまで仮説ですが。

ただ、いかんせんミステリアスすぎるストーリーなので邪推しまくっている感はぬぐえませんwあーでもないこーでもないと悶々と考えてみたことを自分なりに文章化してみました。

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