発売日に買ってあった「STEINS;GATE 0」を正月休みに一気にクリアしました。
TVで深夜アニメを見てたら頻繁に続編のCMが流れていて、シュタゲファンは待ちきれない思いでしたよね。7月から再放送していた『STEINS;GATE』のアニメの最終回で、本放送とは別の「STEINS;GATE 0」につながっていく内容に差し替えられたのは胸熱でした…!そんなアニメも巻き込んでの本気感たっぷりだった「STEINS;GATE 0」をレビューします。
全ルートクリアまで20時間くらい
今作は6つのルートがあって、大体20時間くらいで全てのルートをクリアできます。セーブデータをこまめに取る習慣が身についている人はもっと早く終わってしまうかも。プレイしながら寝落ちしたり、気に入ったシナリオを再度プレイしてたせいで30時間超えてますが…笑
長編シナリオゲーをプレイすることに慣れてしまっている人にとっては若干物足りない分量かもしれません。
必ず前作をプレイしてから
「STEINS;GATE 0」のストーリーはこの場面から始まります。
前作をプレイした人なら絶対に忘れられないこの場面、初めての人は絶対ちんぷんかんぷんでしょう。「STEINS;GATE 0」はあくまで続編という扱いなので今作から初めてプレイしても全く楽しめないし、何より本当に勿体ない体験になってしまうので事前に前作をプレイするかアニメを見ておきましょう。
魅力的な新キャラの追加
今作は新しく登場するキャラクターがとにかく良い!
紅莉栖が在籍しているヴィクトル・コンドリア大学の研究所の先輩である比屋定真帆、β世界線上の椎名まゆりの養子である椎名かがり、など新しいキャラが前作のストーリーを広げるためのキーマンとして登場します。キャラ設定が絶妙で、特に比屋定真帆には完全に感情移入しちゃうレベルで好きになれます。
勿論、まゆりやフェイリスのような前作の主力キャラがおざなりにされることはないので、そこは前作のファンも安心してプレイできます。フェイリスの萌え萌えにゃんにゃんぷりも健在!
シリアスなだけでない笑える面白さ
シュタインズゲートはとかく複雑な伏線の回収が印象的で、そこがファンにとって抜群に大好きなところですが、日常パートの面白さも魅力の一つですよね。日常パートがあることでそれぞれのキャラクターに感情移入できるようになって、ストーリーの肝となるパートで一層グッとくる。作品の世界観を知って愛着を抱いていく過程で絶対に欠かせないパートだと思っています。
今作もクスッと笑えるエピソードは入っていて、本編のストーリーとは別軸で楽しめるようになっています。特に綯ちゃんのパートはロリコンでない人にも必見です…!(同意してくれる人は多いはず)
続編として期待通りの内容
紅莉栖を助けられなかったα世界線の外伝ストーリーとしては期待通りの面白さでした。
前作はシュタインズゲートの肝となるストーリーの伏線を回収し続けていく派手なものだったので、その中の世界線のひとつの続編を描いた今作はどうしても見劣りはします。これは否定できません。それでも”期待通り”といったのは、プレイし終わって今までよりもっとシュタインズゲートが好きになったから。
「あぁ、やっぱ良いわぁ」とプレイし終わった後の寂しさを久しぶりに味わえました。
続編としての期待値コントロールは各自適切に行いましょう。
シュタゲファンは必ずプレイすべし
総括すると
シュタゲが好きならつべこべ言わずプレイしよう。話はそれからだ。
紅莉栖がいない世界線なんてやる気が起きない?なんて勿体なさすぎて論外です。紅莉栖がいない世界線で鳳凰院凶真が復活する時の鳥肌が立つほどの高ぶりは是非味わってもらいたいと思います。